こんにちは!こんばんは!
ちゃとらです(・ω・)/
C言語を勉強するためになんとなく購入した本ですが、「苦しんで覚えるC言語」は名前からしてなんだかヤバそうな匂いがしますよね…
しかしそんなことはなく、丁寧な解説でありときどきある豆知識や余談もあるので、初心者に分かりやすく興味の惹かれる本です。
いくつかのC言語入門書籍を読んできましたが、
今のところはこの「苦しんで覚えるC言語」が一番分かりやすく勉強しやすい本ですね‼
- 具体例を交えた丁寧な解説で勉強したい人
- webサイトを見ながら練習問題に取り組みたい人
- 図解でなくても文章やコードをじっくり読んで勉強できる人
「苦しんで覚えるC言語」って何ぞ?

「苦しんで覚えるC言語」とはMMGames(森口将憲)さんが著者の書籍です。
MMGamesさん個人のwebサイト(苦しんで覚えるC言語)で紹介したC言語講座を書籍化したそうです。
MMGamesさんってどんな人なの?
確かに、気になりますね…
MMGames
小学生から独学でプログラミングを始め、学生時代に各種フリーソフトや学習コンテンツ「苦しんで覚えるC言語」を開発。現在は株式会社YourGamesでスマートフォン向けのゲーム&アプリプログラマーとして活躍中
Amazonの著者略歴から引用
MMGamesさんについて深い所までは調べていないので、具体的にどんな方かは分かりません。
ですが、著者略歴やwebサイトを見た結果、僕的にはプログラミング歴が長い凄腕のプログラマーなのではないかと思います。
MMGamesさんについて深く知りたい人は、ご自分で調べてみて、どうぞ。
書籍の基本情報
著者 | MMGames(森口将憲) |
発売日(第一版) | 2011/07/01 |
定価 | 2200円 + 税 |
ページ数 | 479ページ |
寸法 | 21.2 × 12.8 × 2.7 cm 本のサイズはほぼA5判 |
webサイト | あり ※webサイトはコチラ |
販売会社 | 秀和システム |
基本情報は一般的なプログラミング入門の書籍とあまり変わりはないです。
ですが、一番の違いを挙げるとするならば、webサイトがあるということです。
先ほど紹介しましたが、この書籍は、webサイトのC言語講座の内容を参考にして作成されたものです。
なので、webサイトでも書籍でもどちらでも勉強することができます。
ちなみに、webサイトと書籍は9割ほど内容は一緒ですが、書籍の方が少しだけ内容が暑いです。
「苦しんで覚えるC言語」が気になる人は、一度webサイトを見て内容がいい感じだったら書籍を購入することをおすすめします!
まぁ、webサイトだけでも十分学べますが(笑)
大まかな内容
大まかな目次を紹介しつつ書籍全体の内容を紹介します。
- 0章:コンピュータとは何か?
- 1章:世界最小のプログラム
- 2章:プログラムの書き方
- 3章:画面への表示
- 4章:数値の表示と計算
- 5章:数値の記憶と計算
- 6章:キーボードからの入力
- 7章:比較と判断
- 8章:場合分け処理を行う
- 9章:回数が決まっている繰り返し
- 10章:回数がわからない繰り返し
- 11章:関数の作り方
- 12章:変数の寿命
- 13章:複数の変数を一括して扱う
- 14章:文字列を扱う方法
- 15章:ポインタ変数の仕組み
- 16章:複数の型をまとめる
- 17章:ファイルの取り扱い
- 18章:マクロ機能
- 19章:動的配列
- 20章:複数のソースファイル
- 21章:キーボード入力
- Addendum
プログラミングの基本的な処理からC言語特有のポインタやマクロ機能などを網羅しているので、C言語に関する基本的な内容としては一通りまとめられています。
そんなこと言っても、C言語未経験者はどんな内容になっているかわからねぇよ‼
もっとわかりやすく説明して、どうぞ。
ま、まぁ、そうですね、端的に言うと…
C言語の基本+αの内容になっています。
ちなみに、Addendumは付録という意味です(知らなかった…)
良い点

僕がこの本を読んでいて感じた良い点を具体的に3つ紹介します。
- 解説が分かりやすい
- webサイトを見ながら問題を解くことができる
- 略語や細かい余談がある
一つずつ解説します。
解説が具体的で分かりやすい
一番の良い点はコレですね。
「苦しんで覚えるC言語」は丁寧は解説はもちろん、様々な機能の具体例や長所・短所が載っています。
例えば、C言語にポインタという機能があるのですが、結局これはショートカットの役割でよく使われるという具体的な解説が載っています。
こんな感じで、丁寧な解説だけでなく、少し踏み込んだ内容も紹介されています!
他の書籍でも解説が丁寧で分かりやすいものが多いですが、興味を引くもう一歩がなかなかないですね…
webサイトを見ながら問題を解くことができる
続いての良い点はコレです。
多くのプログラミング書籍だと、本を開きながら問題を読んでプログラムを作成したり記述問題に取り組まなければなりません。
これやってみると結構面倒なんですよね…
しかし、「苦しんで覚えるC言語」の練習問題はwebサイトに載っているので、本を開かなくてもパソコンのみで問題に取り組むことができます。
記述系の問題でもメモ帳などを使えば、比較的楽に取り組むことが可能です!
僕的には、「Windowsキー」+「右矢印キー、左矢印キー」で画面を二分割して問題に取り組む方法が一番やりやすいと思います‼
略語の説明や余談がある
最後の良い点はコレです。
略語の説明は書籍にしかありません。様々なページの下隅にちょこっと載っています。
例えば、「printf」という画面に数字や文字を表示させる機能があるのですが、どうして「printf」という名前なのか気になる人もいると思います。
書籍を参考にしましたが、「printf」は「print formatted ➡ 書籍付き出力」という意味です。
こんな感じで、知っていると意外に役に立つかもしれない情報が載っています。
「printf」は「print functionの略」じゃないのか…(衝撃)
ときどき余談が載っています。
具体的な内容としては、C言語の歴史・特徴などが紹介されています。
僕的に印象に残っている話は、C言語は元々大衆向けに使用されることを想定せずに、開発者たちが分かりやすいように作られた言語という話です。
C言語は癖が強く書き方が少し個性的ということは聞いたことがありましたが、この話を知って「なるほどなぁ~」となりましたね(笑)
C言語って処理は速いけど、荒っぽい感じの特徴があります。
悪い点

僕的にはあまり気になるところありませんでしたが、悪い点が無いわけではありません。
悪い点も具体的に3つ紹介します。
- 図やグラフがない
- 練習問題が少ない
- プログラム名がない
こちらも一つずつ解説します。
図やグラフがない
一番の悪い点を挙げるとコレですね。
表はあるのですが、図やグラフはないです。当然、図解もないです。
なので、具体的なイメージが少し掴みにくいです。文章をよく読んで理解できるという方は別ですが…
どうしても内容が視覚的に少し分かりにくい感じですね。
文字とコードだけで学ぶのが苦手という人には、本当の意味で「苦しんで覚えるC言語」となってしまいます。
練習問題が少ない
プログラミング作成問題を多く解いて力をつけたいという人にとっては、この書籍だけの練習問題では少し物足りない内容になってしまいます。
なぜなら、各章にプログラミング作成問題は1問しかないからです。
この書籍の練習問題は、プログラミング作成の他に基礎知識や記述式の問題があります。
練習問題の量こそ少ないですが、重要点がまとめられていて短時間で取り組むことができるので、取り組んでも損はないと思います。
プログラミング作成問題をたくさん解きたいという人は、C言語問題の書籍・webサイトで取り組むことをおすすめします。
例プログラムに名前がない
これはほぼどうでもことなのですが、一応紹介します。
例えば、「HelloWorld」を表示させるプログラムがありますが、このプログラムに名前がついていません。
プログラムを作成する時には、「Hello.c」などの名前を付けなければなりません。
なので、自分で名前を考えて付ける必要があるので少し面倒です…
問題ない人には、全然気にならないことですが(笑)
名前はその人の分かりやすいように付ければ大丈夫です!
僕はカッコつけて英語で名前を付けています(笑)
評判

Amazonや楽天に投稿されているレビューを一部紹介します。
高評価レビュー
まずは、高評価レビューを紹介します。
初学者に優しいと思います。
特に、「なぜそうなのか」というところまで掘り下げてC言語の特徴を教えてくれるのが良いです。
Amazonのレビュー一覧から引用
文字列や数値、構文などについて
意味や概念と合わせて理解出来ます
Amazonのレビュー一覧から引用
こういうテキスト本は個人のフィーリングによって評価が分かれる物だと思いますが、自分的には本のタイトルと中身がマッチングしていないが初心者にもわかりやすい本だと感じました。
楽天ブックスのレビュー一覧から引用
web版を少し読んで良さそうだったので購入しました。
説明がとても丁寧で、ポインタ周りなども分かりやすいです。
楽天ブックスのレビュー一覧から引用
こんな感じでいくつもの高評価レビューがありました!
特に、説明が丁寧で初心者にも分かりやすいというレビューが多い印象でした!
低評価レビュー
続いて、低評価レビューです。
言文一致もここまで来たか。まるで頭の中で著者はなしている私は少々読みにくいので原点。
カバーしてる範囲も物足りないのでさらに減点。
よく考えられた構成だとは思うが、お節介なのに不親切。
このあたりが「苦労して覚える」なのだろうか。
Amazonのレビュー一覧から引用
正直文章は、分かりにくい箇所が少なからずあります。
私の理解力だけではないかと思います。
一読しても分からず、自分なりによく考えて理解した後で読み直しても、「もう少し分かりやすく書けるだろうに」と感じるからです。
ポインタのところなどは、説明がかなりさまよっています。
後半に行くにつれて説明の質が落ちていくと感じました。
Amazonのレビュー一覧から引用
書籍が特殊なサイズで、手軽に持ち運んで、時間があるときに読むことがしにくい。
Amazonのレビュー一覧から引用
サンプルの変数名がわかりづらすぎてイメージが全然掴めません。
Amazonのレビュー一覧から引用
低評価レビューもちらほらと見受けられました。
僕的には、本のサイズは少し変だけどそこまで読みにくくはないと思います。
しかし、変数名の一部が少し分かりにくいという意見には同意です(笑)
分かりにくい変数名は自分で分かりやすいものに置き換えてました。
全体的に高評価レビューと低評価レビューは8:2ぐらいの割合でした。
つまり、ほとんどが高評価レビューなので、人にもよりますが「苦しんで覚えるC言語」良書なのではないでしょうか。
「苦しんで覚えるC言語」が気になっている人はぜひ参考にしてみてください‼
まとめ
「苦しんで覚えるC言語」ですが苦しむ必要は全くないです(笑)
勉強も苦しかったりつまらなかったらなかなか継続できません…
むしろ、勉強って深く捉えない方がいいかもです(笑)
今回はここまでです。
ちゃとら(・ω・)/